本日のナナメ読み「世界の宗教がわかる本」
ひろ さちや著
仏教関係の著作が多いので、仏教徒、かと思いきや、インド哲学を学んだ方らしい。そういう意味では「仏教関係者」ですが、仏教徒、というワケでもないのかな?
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教が主に扱われ、時々ヒンドゥー教などが扱われていたりする。
図が多く、質問に答える形式なのでセンテンスがまとまっていてとてもわかりやすい…、のですが、911のテロ以降に発行されたせいなのか、ややイスラムひいき、キリスト教についてはやや辛らつな印象を受けました。仏教が一番ぽい雰囲気も漂いますが、そもそも宗教に一番二番も無いので、多分気のせいです。
神との絶対の契約により身の安全(というか民族の安全)を保証されたユダヤ教。
その契約にまつわる律法の厳しさから人間にやさしく、神様は人を愛してくれている、という形でやや人間本位になっているキリスト教。そのあいまいさゆえに権力者に悪用されているきらいがあります。(これは私の私感ですが)
人間本位になり、解釈が煩雑になってしまった神の教えを原典に戻し、神の教えは絶対であり、その教え「コーラン」をたがえる事なく実行しようとしているイスラム教。
ジハードについての考え方、それぞれの宗教ごとの特色がとてもわかりやすい。
でもまだ全部読んでません。(T_T)
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